一般社団法人全国訪問看護事業協会から令和3年度訪問看護ステーション数が公表されました。https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/r3-research.pdf
前年度(https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/r2-research.pdf)との比較から見ても、訪問看護事業が盛況であることが推察されます。
全国の稼働数は13,000を突破(13,003)。新規ステーションが1,633であるのに対して開設一年内の廃止はわずか29。廃止率1.8%(≒29/1633)。これは前年3.6%より大幅に改善されています。
総じて以下のことが推察されます。
①新規事業が増え続けている
②事業所の廃止数は減少傾向
③そのため、事業所数全体が増加(純増)傾向にある。
ここを踏まえてどのような戦略を検討すべきか
・現状の事業所地域の受給バランスを検討
・自法人の経営状況や経営資源(収支と人材のバランス等)の明確化
・訪問看護事業の見通しや将来的な多角化経営の検討 等
いずれとしてももっとも重要なことは自身が訪問看護事業を通じて何をしたいかという「理念」といえます。
ここを明確化することで事業活動の方針が決まります。
また、スタッフからの協力も得やすくなります。
あと数年もすれば地域によっては事業所数が飽和状態となる地域も出てくるでしょう。
万が一そのような事態になっても慌てないために今のうちにしっかりと経営基盤を固め、理念実現に向けた事業を展開していく必要があるといえます。
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